爺の登山小史 No56
1982年の8月、単独で黒部川、上ノ廊下を遡行しようと出かけた。連日の雨続きで川が増水し無理そうなので、急遽、後立山の縦走に変更。夏山の小屋泊まり縦走なんて、した事が無かったので、ちょっと悩んだが、山岳マラソン風に稜線を駆け抜けてみたらどうだ?と言う事で自分を納得させる
8/21早朝、鹿島槍ガ岳、赤岩尾根のアプローチを急いだ。
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Tシャツ、ショートパンツ、ジョギングシューズという今流行のトレールランニングそのものだった。小雨混じりの稜線を飛ばす。鹿島槍、五竜と越えて午後早い時間に五竜小屋に到着。
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当時の五竜小屋。 
雨が激しくなってきたのでストップ。素泊まりだったが、小屋の布団に寝る事に、違和感と後ろめたさを感じる。頑張ってツエルトで寝るべきだったか? 8/22少し天候回復の兆し。しかし風が強い。5:50出発。白岳、大黒岳、唐松岳、とハイペースで辿り、午後1時白馬岳着。かなり足に来だして大雪渓の下降は何度も転ぶ。午後4時無事猿倉に下山。終わってみるとクライミングと又違う達成感を感じた。
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★ガイドブックのコースタイムは30時間です。
by kikunobu111 | 2009-11-28 09:27 | ・爺の登山小史
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