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菊信じじいの登山小史 10
ボロクソの夏山合宿は上高地で解散となった。入部した時、図体だけはデカくて、クライミングは全然ダメだったAが、俄然自信をつけて、他大学の山岳部にいる高校の同級生と、前穂の東壁に行くんだと張り切っている。それに引き換え意気消沈の俺は、それでも最後の意地で、バスに乗らずに、徳本峠越えコースを選んだ。静かな山道を辿り、峠から複雑な思いで穂高のダイナミックな峰を眺めた。次はアルプス、ヒマラヤだと野望に燃えて入った山岳部で、思い切り挫折感を味わう事となった。
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それでも長い島々谷の渓流の音を聞きながら山を下って行く内に,単細胞の俺は結構元気回復して、帰ったら大山北壁を登ってやろうなんて考えだしていたのだ。
by kikunobu111 | 2007-02-23 15:53 | ・爺の登山小史
松江北山新縦走コース踏破ツアー
★出来立てホヤホヤの縦走コースを、海を眺めながら皆で歩きましょう。
★3月4日(日)午前7時 松江市役所出発。(車の相乗り)ーー雨天中止
★行動予定;加賀別所から林道を走り、終点に駐車。~御手洗滝~北山縦走路~三坂山~高渋山(452m) 昼食~詰坂山(264.5m)~下山。登山口まで車の回収。~帰宅予定、午後3時頃)
★参加費;1.000円。(自動車相乗りは別途500円)
★用意する物;登山靴、雨具、昼食、飲み物、(用意できる人は鎌、鋸等)ほか。
★申し込み締め切り;3/2(金)--問い合わせ、申し込みは当店まで。
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by kikunobu111 | 2007-02-23 11:59 | イベント情報
菊信じじいの登山小史 9
縦走4日目、三俣蓮華にキャンプして雲ノ平往復。食事当番をしていると少し離れた所で、単独行の登山者がツエルトを張って、矢張り夕食を作っていた。「うあー!良いなー!あんな登山してみたい。気楽だろうなー。」ほんと、羨ましい光景だった。
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翌日は、一日で三俣蓮華から、双六、西鎌尾根~槍~大キレット~北穂~唐沢~横尾という地獄の歩きが待っていた。荷物は25kgまで減っていたが。北穂小屋にヒーヒー言いながらたどり着いたら、小屋番のバイトをしていた山岳部の先輩M氏が、皆にラーメンをおごってくれた。これは涙が出るほど美味しかったな。そのM先輩は一年後、谷川岳一の倉沢で墜落死してしまった。日も沈んで15時間位のアルバイトの末、横尾に着いた。
by kikunobu111 | 2007-02-20 15:23 | ・爺の登山小史
松江北山newルート
皆様に身近な、松江北山に新しい縦走コースが出来ました。とりあえずヤブを切り開いただけのコースですので、切り株などで怪我をしないように。決して初心者向きではありません。(このコースでの事故に関して当方は一切責任を持ちません。)しっかりしたリーダーと一緒に楽しんでください。(Iーsaki夫妻、Iーoka、Nーmuraさん達との共同開発です。特にIーsaki氏の貢献大!雪不足で雪山が楽しめなかったおかげで、開発が進みました。)
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お奨めは、地図にブルーで示してある縦走コースです。加賀、別所の林道を御手洗滝の方に登り、舗装が切れる所に駐車してスタート。御手洗滝手前の踏み跡を辿り、上部右の沢を詰める。登山道も無くなり、赤、ピンクのテープを見失わない様に登る。杉林に入り、ヤブ漕ぎ暫くで松江北山縦走コースに出る。澄水山のレーダーから舗装道路となり、三坂山へ。北に向かい古いトイレの下からしっかりした踏み跡を辿る。先ず迷う事は無いでしょう。間違えそうになったら、慌てずテープを探しましょう。どんどん下って、一気に登ると、4等三角点のピークです。次のピークが高渋山(タカシビやま452m)です。
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ここからが迷いやすい所です。詰坂山に縦走する場合、そのまま北に向かうのはペケです。頂上から20mくらい戻り、北に向かう尾根を進みます。後はテープが導いてくれます。どんどん下り、小ピークを越えると次のコルから詰坂山(294.5m)まで登りです。頂上は見晴らしが良くありません。加賀の方へ下ります。最後は、佐波への道路(旧道)とトンネルのある新道の間の客神社付近に出て、ゴールです。登山口から主稜線まで、1時間弱。そこから三坂山まで40分位。山頂から高渋山まで1時間位。山頂から詰坂山まで1時間。ゴールまで30分。ゴールから登山口まで戻るのに、道路を1時間~1.5時間です。車が2台あれば、楽です。★トレールランニングにも最高のコースです。登山口から登山口まで一周に2~3時間台で走れるでしょう。(転んで切り株等で怪我の無いように。)★途中からのエスケープルートは幾らでも取れますが、急斜面が多いので慎重に。★ゴミは絶対捨てない。植物は採らない。
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by kikunobu111 | 2007-02-19 14:19 | ・松江市内
菊信じじいの登山小史 8
勿論、翌日のチンネへのアプローチは、死刑場へ引き立てられる罪人の心境そのものだった。長い長次郎谷を詰め、対峙するチンネの岩壁は、アイガー北壁以上の迫力で、頭上にのしかかって来る。中央バンドを超えて、最後のピッチは、上から先輩に怒鳴られながら、ひたすら膝で登った。怖くて靴で立てないのだ。頂上に着いた時、俺のニッカーズボンは両膝が破れていた。
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翌日は、源次郎尾根の縦走で、マー気が楽だった。そして合宿後半、剣岳から穂高まで、30kg以上の荷を担いでの大縦走が始まった。初日は五色ガ原。二日目は薬師岳越え。スゴ乗越を過ぎて、水が無くなり、余りの暑さに、山道の汚い水溜りの水を沸かして飲んだ。本当に水だったのか、先行した登山者の小便混じりだったのかは解らない。三日目の黒部五郎の登りで、又、失神。おかげで黒部五郎のカールのキャンプ地まで、空身で歩かして貰った。
by kikunobu111 | 2007-02-18 18:17 | ・爺の登山小史
またまた高渋山
2/15(木) 今朝は詰坂トンネル、野波側出口から古道跡を登る。早足で息が切れそうになる頃、稜線に出る。Isaki氏の奮闘で、立派なトレールになっている。寒い。風が強く、鼻が千切れそうだ。登っていくうちに、呼吸は楽になってくるが、寒さは解消されない。もうちょっと厚着にすべきだった。しかし素晴らしいとしか言い様の無い稜線歩きだ。1時間少しで、山頂。寒くて、即Uターン。
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野波の海は大荒れだった。
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★面白いコースですよ。近いうちに詳しいコースガイド載せる予定です。
by kikunobu111 | 2007-02-15 15:49 | ・松江市内
菊信ジジイの登山小史 7
合宿3日目は剣沢キャンプ場の裏に聳える、別山の岩場で練習。これは楽しくて少し元気を回復。4日目、八峰縦走に出発。1~2峰間ルンゼを詰めて、三ノ窓谷側から1峰に達するのだが、ここで入山時のマイナス点を一気に挽回しようと張り切ってトップで登る。勿論ノーザイルだ。ピーク直下で不用意に掴んだブッシュが周りの草付きごと抜けて、体は三ノ窓谷に向かって宙を舞い、気がついたら、狭い岩棚に仰向けに横たわっていた。岩棚で止まらなかったら、三ノ窓谷の雪渓まで数100m落ちて一巻の終わりという所だった。顔は半分血で真っ赤に染まっていて、駆けつけた先輩達は、こりゃダメだと思ったらしい。しかし血を拭き取ってみたら、額の皮が少し剥けただけだった。俺は完全に戦意喪失。縦走は5~6のコルで終了となった。
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意気消沈して、BCに帰ると、リーダーが明日の行動予定を厳かに告げた。俺は先輩のIと組んで、チンネの登攀だと。「嫌だ。登りたくない」とも言えず暗い顔で晩飯の用意をしてると、剣沢の雪渓をこっちに向かってくる異様な集団が見えた。前後を守られて、何か、でかい荷を背負った登山者が二人、次第に近づいてくる。寝袋に包まれた荷物はロープで背負子に括り付けられ、何故かグラグラ揺れている。寝袋の下が真っ赤に染まっていて、血がテント場の前の石畳の道の上にポタポタ落ちてる。聞くと、今日チンネで墜落死したK大の山岳部員の遺体だった。異様な葬列は夕暮れの剣沢を静かに遠ざかって行った。「ウヒャー!」俺達が明日、登る予定のルートで落ちたと聞いて、もう俺は泣き出しそうだった。
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by kikunobu111 | 2007-02-14 19:47 | ・爺の登山小史
菊信じじいの登山小史 6
あこがれの大学山岳部に喜び勇んで入部したが、現実は甘くなかった。始めのうちはクライミングもちょっと出来るという事で、良い気になってた。新人合宿の谷川岳は一の倉沢出合の新緑の中に、BCを設営。マチガ沢本谷、東南稜等をキックステップで登らされ、上部の急斜面では、足が震えた。帰り道で、数年前遭難死した山岳部の先輩のケルンに寄って、本当に死ぬ事ってあるんだと、ちょっとビビった。そして地獄の夏山合宿!梅雨明け前の土砂降りの中、立山室堂行きのバスを弥陀ヶ原で途中下車して、雷鳥沢出合までの行軍が始まった。我々新人は55kgの荷物だ。当時の俺の体重より7kgも多い。上級生になるにつれて、荷は軽くなる。リーダーは、5~6kgのサブザックとカメラを首に、最後尾をブラブラ歩く。2,3回生がピッケル片手に前後から気合を入れる。初日は何とか、歩きとおした。
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二日目、雷鳥沢の急登が始まる。半分位で、足の力が完全に抜けて、登山道に倒れて、立てない。上級生がピッケルでこずく。「立てよ!こらー!」なんと言われても立てないものは立てないんだ。すれ違う一般登山者が哀れみの眼差しを向ける。当時は、山岳部のシゴキが全盛期で、某大学の新人は集団で夜中に脱走し、道無き道を黒部川を横断して、東京まで逃げ帰ったとか?我々の先輩達にはサデイストは居なかった様で、怒鳴り声は派手だが、ピッケルでつつく位の実力行使しかしなかった。結局俺が歩けそうに無いと判断した先輩達は、俺の荷を分けて運ぶ事になった。空身同然で、剣沢のBCにたどり着いた時は、挫折感と申しわけ無さで、縮んでいた。正面に聳える剣岳がエヴェレストみたいに見えた。
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ハップニングが連発する夏山合宿三日目以降は次回に。
by kikunobu111 | 2007-02-13 12:00 | ・爺の登山小史
大山登山 参加10名。
2/11(日) 午前7時、松江出発。連休のせいか、大山の駐車場は満杯。こんな光景は久しぶりだ。9時夏道登山開始。今回は、平均年齢30代というフレッシュメンバーだ。思ったより穏やかな天気で、登行は順調。樹氷が綺麗だ。7合目辺りから、風強くなり、ガスで視界も悪くなる。2.5時間で山頂。記念写真を撮って、小屋に入る。昼食のラーメン、熱燗の日本酒、お汁粉を腹に詰めて、下山開始。2時には、降りた。
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by kikunobu111 | 2007-02-11 17:51 | イベントレポート
エトモ漁港 2/9早朝
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霧の朝でした。
by kikunobu111 | 2007-02-09 18:13 | ・菊信ギャラリー