2/3(土)
昔、一畑デパートが殿町にあった頃、5階の映画館で上映された山岳映画。登山にはまっていた中学2年の俺は、弁当持参で朝から終演まで3回繰り返して観た。今は死語となりつつある「アルピニズム」「アルピニスト」を目の当りにして圧倒された。山の映画は数々あるが、これ以上の物は無い。出演する顔ぶれも、リオネル・テレイ、ルネ・デメゾン等、当時のの世界トップのクライマー達だ。 映画のあらすじは、リオネル・テレイ達、フランスのトップアルピニスが、シャモニー針峰群で山岳映画の撮影をしている。一方、ルネ・デメゾンは困難な岩壁登攀中に雪盲になってしまう。山小屋で撮影メンバー達は、第二次大戦中のアルプス国境でドイツ兵を捕虜にしたエピソードを話す。翌日、デメゾンの遭難を知った彼らは必至の救出作業をする。最後に、テレイは若い仲間と、モンブラン山群の「グラン・キャプサン」東壁を華麗な人工登攀を駆使して完登する。 題名の「真昼の星」とは、大気の澄んだアルプスの高峰では真昼でも星が見えるということ。出来れば映画館の大スクリーンで観てほしいのだが。
by kikunobu111
| 2018-02-03 08:31
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