11/9(金)
ご存知、フランスのグレートアルピニスト、リオネル・テレイの自伝です。(山の本では、世界で10冊の一つに入るという人もいます。)高校生の頃読んで以来で、内容は95%忘れていました。天才肌の暴走クライマー「ルイ・ラシュナル」とパートナーを組み、岩壁登り一筋、世界初の8.000m「アンナプルナ」初登頂に貢献し、最後は地元の岩場で墜落死してしまう。彼の登山は所謂アルピニズムで、当時流行りだした人工登攀にも、又アクロバチックなフリークライミングにも特化せず冷静に距離を取っています。今時、流行らない総合力のある登山家と言えるでしょう。残念ながら、廃盤で、古本屋でしか手に入らない。
これも古本です。若くして片足を無くし、松葉杖に和服、下駄ばきで日本の山を登り歩いた人です。足の不自由な事など全く気にもしていない。
これは色々異論もある本ですが、面白い。