8/2(木)午前4時、松江を後にする。13時間近いバスの旅で新潟、福島県境の銀山平到着。
宿泊した「伝の助小屋」。
宿の壁には、巨大岩魚(50cm以上)の魚拓が誇らしげに飾ってある。奥只見ダム(阿賀野川水系)のダム湖で育った岩魚は栄養豊富なせいか、巨大化するらしい。
地元で採れた山菜料理と美味い地酒で長旅の疲れを癒し、露天風呂へ。(アブの襲撃には参ったが)。山奥とは言え暑いが、夜は冷えてくる。
8/3(金)午前4時出発。宿のバスで枝折峠まで送ってもらう。(20分)。
全員ヘッドランプを点けて明神峠へ向かう。4:25出発。
銀山平名物の滝雲。雲が稜線から流れ落ちる様は圧巻でした。
朝の涼しい内に距離を稼ぐ。
緩やかなアップダウンの続く長大な尾根道。(これがネックとなるのか、夏山最盛期と言うのに、登山者数は非常に少ない)。
小倉山、6:50
眼前に立ちはだかる前駒の斜面。
百草の池を振り返る。
荒沢岳(1968.7m)を背後に、苦しい前駒の急登。
中央が越後三山の中の岳(2085.2m)
駒の小屋直下の岩場は慎重に。
8:40小屋着。雪解けの冷水が豊富に湧き出し、渇きを癒してくれる。
遠く尾瀬、燧岳の特徴のある姿。
越後三山の八海山(1853m)地酒の銘柄で有名だが。
ハクサンコザクラ
主稜線に達して、なだらかな尾根を山頂へ。
2002.7mの越後駒ヶ岳山頂。9:20到着。約5時間の登山。
記念写真。
360度の景色を堪能して、9:55下山開始。下に見える駒ノ小屋で昼食。
小屋下部の岩場は鎖も無く、足場を確かめながら。
本日の難関はその後の長い下山路だった。気温33度。快晴無風、低灌木で日影の無いアップダウンが延々と続き水筒の水もガンガン消費。枝折峠では、迎えのバスを待つ間、皆グッタリ。駐車場に居た単独旅行者が冷えた西瓜を分けて呉れて元気回復。
8/4(土)午前2時半起床。3時のバスで巻機山登山口へ。今日も星空で快晴。4:30登山開始。コースは昨日と違って、樹林帯の尾根をグイグイ高度を稼ぐ。
6合目付近、天狗岩と右のヌクビ沢。奥が割引山。
7合目付近。笹の生えた偽巻機山の急登が待っている。
偽巻機の稜線に出ると、目の前に優美な山頂が見えてきた。スキー登山に最適な山と見た。来シーズン訪れてみたい。
朝の澄み切った大気の中を一歩一歩山頂に近づく。
チングルマが揺れる稜線。
池塘が点在する道。
8:20登頂。
昨日登った越後駒が中央に見える。
山伏グループが到着し、加持祈祷とほら貝の音が青空に吸い込まれる。
下山は炎天下となるが、今日は風があるだけまし。
12時前下山。冷えた缶ビールを一気に。
二日目の宿、清水の「おのづか」で2峰登山成功の祝杯。(どちらも日本100名山)。越後の清酒「八海山」は美味い!
丁度年に一度の火祭りの行事に遭遇、宿の近所の神社へ見物に行く。
山頂で会った山伏達もいて、興味深い山岳宗教の秘儀を見られた。
いよいよ火渡りの儀。
酔った我々の仲間数人が火渡りに挑戦。1年間は無病息災でしょう。
8/5(日)帰りは12時間だった。
夕暮れの宍道湖。これも美しい!皆さまお疲れ様!