2/14(日)
桝水スキー場のリフトを利用させて貰って、横手道をスキーで二ノ沢へ向かう。途中似た様なスタイルの単独行者に声を掛けたら、当店のお客さんで岡山のIさんだった。彼も山スキーで二ノ沢へ行くと。
雪は少ない。二ノ沢に入って暫くで、俺は右岸から尾根を詰める。Iさんは谷伝い。急斜面はカリカリのクラストで其の上に新雪が乗っていて、シールが全然効かない。そこからスキーを担いでキックステップだ。こういう時スキーアイゼンは有効だろう?
倒木を跨いだりして1.300mまで登る。今日は南壁ルートの偵察の積りだったが、ガスで視界ゼロ。
下降に移る。雪質のせいか、俺が下手なのか転びまくりで河原に出る。環状道路が見える所で、堰堤を何気なく滑り降りたら、体が宙に浮かんでいた。上からは解らなかったが、4mの堰堤が剥き出しだったのだ。俺は空中で素早く体制を整え、ジャンプの選手の様に」テレマーク姿勢で見事着地!というのは嘘で、カエルが潰れた様に雪面に叩きつけられた。したたか膝を顎にぶっつけたが、悪運の強い俺は無傷だった。
道路に出ると、クロカンスキーを楽しんでる人たちが多い。昼過ぎには桝水に帰着。
青が登り。赤が滑降。